AWSスキルを社内で効率アップ! AWS Skill Builder活用法

  1. はじめに

近年、システム基盤はオンプレミスからクラウドへと急速にシフトしており、企業におけるクラウド人材の需要はますます高まっています。実際の案件においても、クラウドサービスを前提とした設計や運用を求められるケースが増えており、従来のインフラ知識だけでは対応が難しい場面が出てきました。
こうした流れの中で、私たちの会社でもクラウドスキルを持つエンジニアの育成が急務となっています。そこで、社員一人ひとりが体系的かつ効率的に学習できる環境を整えるため、AWS公式のオンライン学習サービス「Skill Builder」を導入しました。
本記事では、その活用方法や社内での具体的な取り組み、今後の展望について紹介していきます。

  1. AWSスキルビルダーとは?

AWS Skill Builderは、AWSが公式に提供するオンライン学習プラットフォームです。基本的なクラウド知識を学べるコースから、実際にAWS環境を操作できるハンズオンラボ、さらには認定資格試験の対策問題まで幅広い学習コンテンツが用意されています。
特に魅力的なのは、動画やクイズで知識を確認した後にラボで実際に操作を試せる点で、学んだ内容をすぐに実務へ結びつけやすいことです。基礎学習から資格取得、さらには実務力の向上まで、幅広い場面で活用できるのが大きな特徴です。

https://skillbuilder.aws/learn

では、次にスキルビルダーを実際に活用した社内事例についてお話しします。

  1. 社内での活用事例

わが社では社員が効率的にスキルアップできるようにAWS Skill Builderを積極的に活用しています。
具体例として、新卒入社2年目のAさんは「AWS 認定クラウドプラクティショナー」取得を目指して学習を進めています。Skill Builderには公式模擬試験や大量の問題集などが用意されていますが、これらの多くは無料版では利用できません。一方で、サブスクリプション版では認定試験対策をはじめ、実践的なハンズオンやシナリオベースのトレーニングまで幅広いコンテンツを利用できるため、学習の質と効率が大きく向上します。Aさんも会社が契約しているサブスクリプションを活用し、約1か月で500問近い問題を解き、正答率を80%まで伸ばすことに成功しました。
その成果を背景に、今年4月からはAWS案件にも参画し、資格学習で得た知識を実務で活かしています。

さらにAさんは、新卒から1年半の間にAWSだけでなくOCI(オラクルクラウド)やオンプレミス案件も経験し、着実にスキルの幅を広げています。会社としても今後は、こうした幅広い経験を武器にさらなる案件への参画を期待しています。

また、Skill Builderには興味のあるコースを選び、自分のスケジュールに合わせて学習計画を立てられる機能もあります。そのため社員は資格取得にとどまらず、個々のキャリア目標に沿って計画的に学習を進めることができる点も大きな魅力です。

https://skillbuilder.aws/category/role/cloud-operator

  1. チーム学習とこれからの取り組み

今後、社内ではAWS Skill Builderを活用した学習に加え、実践的なスキルを磨く機会として「AWS Jam」の導入を検討しています。AWS Jamとは、実際の業務に近いシナリオをもとに、チームで課題を解決していく形式のトレーニングです。単なる座学では得られない“実践力”を身につけられる点が大きな特徴であり、AWSの知識を実務で応用する力を鍛えることができます。

https://www.youtube.com

このAWS Jamを社内イベントや勉強会の目的としては社員同士が協力しながら課題を解決する場を提供することで、資格学習だけでなく実務に直結するスキルを社内全体で高め、クラウド案件への対応力をさらに強化していきます。Skill Builderでの基礎学習とAWS Jamでの実践訓練を組み合わせることで、社員一人ひとりの成長と、会社全体の競争力強化を目指していこうとしています!

  1. まとめ

クラウド活用が広がる中で、クラウドスキルを身につけることは欠かせません。わが社ではSkill Builderを活用し、資格取得や実務に役立つ学びを進めています。すでに成果をあげている社員も出てきており、今後はAWS Jamで楽しみながら実践力を磨きたいと思っています。ぜひ、学びと挑戦を重ね、チーム全体で成長していきましょう!!!

※AWS Skill Builderのサブスクリプションに関するお問い合わせは、社内メール「advance-blog@ubs-ebisu.co.jp」までご連絡ください。

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